鉄道グループ 帆足 恵美子
(平成9年入社、平成30年在宅で復職)

帆足 恵美子

2度の復帰に踏み切れたのは、上司と同僚の支えのおかげ

2018年から在宅勤務を選ばれるまでの経緯について教えてください。
もともと、1997年に新卒採用で入社したのですが、結婚と出産を機に退職したんです。一人目の子育てが落ち着いたころに先代の社長から「また働きませんか?」とお声がけいただいてパートで働くようになったのですが、二人目を妊娠。二人の子育てと、通勤時間がかかる遠方への引越しが重なって、育児と仕事の両立に自信をなくしていたところ、会社から在宅勤務を提案してもらいました。通勤時間がなくなることで心身の負担が軽くなるのは間違いなかったので、ありがたかったです。
普段のお仕事はどのように進められていますか?
私の主業務は設計図面を描くこと。子どもたちを幼稚園や学校に送り出し、本社と同じ9時から仕事を始めます。ランチタイムも会社と同じ12時から13時。一人だと仕事以外のことをしたり、だらけそうなのでなるべく同じようにしようと(笑)。私の定時は15時半なので、時間が来たらネット上のタイムカードを押して仕事を終えます。
同僚や上長と直接会える日は少ないので、メールでのコミュニケーションは欠かさず取るようにしています。私が本社にいる立場だったら、ここで連絡がほしいというタイミングで、仕事の進み具合やスケジュール感をこまめに伝えています。
退職後も、またメトロ設計で働こうと思われた理由はどんなところにありますか?
一人ひとりに向き合ってくれる会社だからです。社長も、いつも私の家族のことまで気にかけてくださいますし、二人目を妊娠していた時期も上司や同僚が「できる仕事は家でやっていいよ」と気遣ってくださって。長年取り組んできた設計業務が好きなので、働き方は変わっても仕事を続けられるのはうれしいです。

もう一つの理由は、個人の成長を促してくれる会社だからです。私が新卒で入社した頃は、女性社員の仕事といえば事務職かCADオペという雰囲気が残っていました。そんな中、「技術職として、この先に役立つから」と、何もわからない頃から外部の打合せに同行させてもらえたのはうれしかったですね。ある意味現場を体感できたことで、一人で仕事を進める自信も徐々についてきましたし、多くのお取引先と顔見知りになれたおかげで、その後の業務が円滑に進みました。

帆足 恵美子
では、達成感を感じた仕事について教えてください。
公共施設は多くの方に利用いただけるのでやりがいを感じますね。私も設計に携わったエレベーターやエスカレーターの近くを通りかかると子どもに「これママがつくったんだよ」と自慢します。もちろん、私一人でつくったわけじゃないのですが(笑)。上司が「自分が設計したものは見た方がいい」と完成した施設につれていってくださって、実際に動く様子を見たときはやっぱり感動しましたね。地下鉄日比谷線上野駅のエレベーターなど、思い出せないくらいたくさん設計しました。

土木建築設計以外で印象に残っている仕事は、南千住にある「瑞光橋公園」の設計です。当時の上司が造園を専門にしていて、草木の特徴から丁寧に教えてくれました。まちづくりというか、暮らしに溶け込む場所の設計というのは新鮮でうれしかったです。

帆足さんが、メトロ設計の魅力だと感じることを教えてください。
他の社員も話しているとは思うのですが、私自身も先輩や上司、同僚に恵まれてきたことを実感しています。入社以来、何度か部署異動をしていて、そのたびに上司や先輩方が親身になって仕事を教えてくれました。CADの使い方から細かなところではコンペへの参加の仕方まで幅広く学ばせてもらえたから今も仕事を続けていられますし、この幅広い経験は、大企業ではなかなか積めなかったと思います。この先の働き方についてはまだ見えませんが、新入社員のみなさんの「わからない」には、丁寧に対応したいです。私が上司にしてもらったのと同じように。
そして、退職後や出産後のブランクを乗りこえて復帰できたのは、同僚のみなさんが温かく迎えてくれたから。気遣いができてやさしい社員の存在が、一番の魅力だと思います。

帆足 恵美子