<対談>「深く知れば、世界が変わる」
水道(本管)グループ リーダーT.S. × A.H.

対談

メトロ設計には、鉄道、水道、道路、建築の業務グループがあります。
今回は、水道(本管)グループのお二人にグループの業務や魅力についてお話していただきました。

水道(本管)グループの業務内容とやりがい
T.S.:水道(本管)グループでは配水本管の設計を担当しています。配水本管というのは口径が直径40cm以上の大きな水道管のことを言います。水道(小管)グループの担っている配水小管の設計との違いは、掘削の深さや配置する本管の大きさなどの仕様について事前検討を入念に行わなければいけない点が挙げられます。
A.H.:水道管の交換は水を止めないとできないので、工期が限られています。小管は影響範囲が一部のご家庭のみで済みますが、本管はそうはいかないため、入念な準備が必要です。
T.S.:そうですね。工期がシビアな分、設計も期限厳守です。…というと、大変な面だけが強調されてしまいますが、この仕事はどこまでも追求していけるというやりがいも大きいです。

ある程度そつなく仕事をこなせるようになる時期というのは来るのですが、そこで満足してしまうと仕事はつまらなくなってしまいます。もっと深く知れば見える世界が変わってくる、もっと色々な見方もできるようになる、そうやって深めていくことが、この仕事の醍醐味ですね。

どんどん新しい技術が出てきていますし、それで一つ課題がクリアになったと思ったら今度は別の課題が出てくるものですから、知識や技術を突き詰めていっても終わりがないので新鮮な学びが続きます。

A.H.:私はまだ入社1年目なのでハッキリした仕事のやりがいというのは掴めていなくて、毎日新しいことを覚えながら小さな楽しさや面白さを見つけている最中です。T.S.さんのおっしゃるように知識を深めていくという面白さは私も感じていて、新鮮な学びにあふれていることが楽しいなと思います。

私は前職も同じような業種で、下水道の設計をやっていました。 “設計”と言ってもどちらかというとCADオペレーターのような感じで、図面作成が主務でした。そのため、今、イチから設計の仕事に携わることができていて、以前の仕事よりも少しステップアップできていると感じています。

T.S.:上水道と下水道、どちらも同じ水道管ですけど、意外と異なる部分が多くありますよね。
A.H.:そうですね。似たようなものだと思われがちなのですが、水を流す方法や仕組みが違うので、下水道設計の経験があっても改めて基本から勉強しています。

また、社内では仕事に関するニュースや技術的なトピックスを共有し合う機会があり、そこから得られる情報も多くあります。社員の皆さんに共有してもらったトピックスから派生して、「じゃあこれはどうなんだろう?」と疑問に思ったことを自分で調べていくうちに知識が深まっていると感じています。

T.S.:配水本管は小管に比べて設計に携わることができる機会が限られているので、この仕事を経験できるという部分に価値があると感じています。もちろんその中で身に付く技術や知識も幅広いため、学んだ知識を活かして幅広い活躍が可能なので、A.H.さんが今頑張って学んでいることは、今後より一層、価値を実感できると思います。
対談
水道(本管)グループの特徴
A.H.:私たちのグループは私とT.S.さん、それと10年以上の経験がある方が1人、計3名の部署です。本管は小管よりも本数が少ないため、動かせるプロジェクトが限られており、小管の10分の1程度。他のグループに比べて少数精鋭なのは、そのためです。
T.S.:グループ名が変わったり、メンバー構成が変わったり、組織変更はあったものの、長年同じ事業を担っているので、歴史のあるグループとも言えます。ただ、最近は風土の変化を感じることも多いです。昔は目の前の業務をみんなが黙々と取り組んでいる印象でしたが、ここ10年くらいは、みんなが自分たちの会社を良くしていこうと、もっと広い視点で仕事をしている感じがします。
A.H.:あまり意識したことはありませんでしたが、そう言われてみると社歴や年齢に関係なく、会議でも積極的に発言していますよね。
T.S.:あとは人数が少ない分、団結力が強いです。チームワークでやっていかないと仕事も終わらないですし、A.H.さんが入社してから“指導する”機会ができたことで、会話量も増えました。新しい人が入ってきてくれることがグループにとっていい変化につながっていますね。
A.H.:私は前職時代に人数の多い部署で働いていたので、雰囲気の違いは感じます。一人ひとりの仕事が重要なので、「自分もしっかりしないと」という意識や責任感が強くなりました。入社してすぐに実践的な業務に触れる機会があるのも、少人数のグループならではです。
T.S.:水道(本管)グループは、それぞれ自分の仕事に専念していると感じます。業務以外の雑談は少ないですが、教え合ったり、必要な知識や情報を交換し合ったり、実用的な会話をしていると感じます。
A.H.:グループ仲が良く、雰囲気も良いです。先日開催していただいた私の歓迎会では、普段は見られない先輩方の素の姿が見られてよかったです。
T.S.:フレックス制度を活用して、焼き肉を食べに行きました。15時過ぎからスタートと、開始時間をちょっと早過ぎる時間に設定してまいましたが、楽しく交流することができました。
A.H.:T.S.さんって意外とよく食べるんだな、と新しい発見もありました(笑)。3人そろってご飯を食べに行く機会は少ないので、なんだか新鮮でしたね。
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人材育成・サポート
T.S.:テレワークを取り入れながら仕事をしていますが、リモート下であってもコミュニケーション量は変わっていません。新人さんに対してはもちろん、ベテラン同士も気軽にコミュニケーションを取っていると感じます。
A.H.:そうですね。テレワークで仕事をしている日も電話やチャットですぐにつながれるので、水道(本管)グループはもちろん、他のグループの方からもすごく気にかけていただいていて、一人で仕事をしているという感覚は全くないです。
T.S.:特に私たちのグループは人数が多い部署よりも話しかけやすいと思いますし、気軽に質問できるのではないかなと思います。
A.H.:分からないところは一つひとつ丁寧に教えていただけますし、分かるまで付き合っていただけるので、その場で解決できて助かっています。

色々なことを学ぶうちに、学校で勉強したことや前職で学んだことがパズルのようにうまく組み合わされていって、「ああ!そういうことだったんだ」とすべてがつながったときは快感です。

T.S.:新しいことを覚える大変さはあると思いますが、その快感が分かるようになると仕事はさらに面白くなっていきますよ。現場の知識を磨いてスペシャリストを目指す道も、マネジメントの方に進む道も選べるので、学んだことは色々なことにつながっていきます。
A.H.:やはり立ち止まらずに学び続けること、「なんでだろう」を放置しない姿勢は大切ですね。


グループの業務内容・特徴について詳しくお話していただきました。
少人数だからこその結束力、知識や技術を共有しお互いを高めあう、業務に対して真摯に取り組む姿勢をうかがうことができました。
日々の学びが個人の成長を支え、将来の選択肢を広げることにつながっていくというリーダーの考えがグループに浸透しており、立ち止まらず学び続けるお二人の前向きな姿が印象的でした。



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