<対談>「地域と企業をつなぐ調整役」
道路グループ リーダーS.M. × T.Y. × F.N.

対談

メトロ設計には、鉄道、水道、道路、建築の業務グループがあります。
今回は、道路グループの3名にグループの業務や魅力についてお話していただきました。(取材日:2024年11月)

グループの仕事内容とやりがい
T.Y.:電線共同溝(無電柱化)の設計が主な仕事です。地上にある電線を地中に埋める設計を進めています。
S.M.:ただ電線を地中に埋めるだけではなく、地域住民の方々や、水道・ガス・電力・通信などの企業と調整を行いつつ設計を進めていく必要があります。地域住民の方々と各企業の間を取りまとめる「調整役」としての役割が非常に重要です。

また、発注者から設計に対して「こうしたい」という要望をいただくことも多いので、どのようにすればそれが実現できるか、プロの視点で考え、実現する方法を提示するのも大切ですね。

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T.Y.:プロジェクトを円滑に進めるため、社内外と連携を図りながら進める仕事ですね。私が本格的に電線共同溝に携わるようになったのは5~6年前なので、まだまだ勉強中です。業務を進める中で分からないことや疑問に思うことが出てくることも多く、一歩進んで一歩戻って、今度は二歩進んで…といったように本当にちょっとずつ成長しています。
F.N.:私は、まだ入社1年目なので“設計”と言えるほどの業務経験は少ないですが、図面作成のお手伝いを中心にやらせていただいています。自分の描いた図面が徐々に設計図として完成形に近づいていくのを見るのが面白いなと感じています。
S.M.:電線共同溝のプロジェクトは始まりから完成までが非常に長いですからね。私たちの携わっている部分は1~2年で完了しますが、プロジェクト全体は10年くらいかかるものです。
T.Y.さんもF.N.さんも、今はまだ自分たちの仕事がひとつのプロジェクトとして完成するところまでを見届けられていないと思うので、その経験ができたら仕事の面白さもさらに増すんじゃないかなと思います。
T.Y.:そうですね。5~6年携わっている私でも、まだプロジェクトの完成は見届けられていないので “これから”の楽しみです。
S.M.:ちょうど先日、私が10年前に携わっていた設計が、やっと目に見えるところまで終わりました。現場が会社のすぐ近くで、たまたま通りかかったら電柱が抜かれてきれいな舗装になっていました。時間がかかった分、大きな達成感を得られる瞬間です。
F.N.:普段見ている景色や、街並みが変わり、大きな変化につながるのがこの仕事の面白いところかもしれませんね。
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この仕事を選んだ理由
F.N.:前職では道路の施工管理をやっていました。複数現場を回らなければいけない仕事ですので、各地を飛び回っているような感じで、とにかく移動が多くありました。それで結婚を期に、なるべく地元で働ける仕事がしたいと思い転職を決意しました。

転職エージェントさんに希望を伝えたところ、働きやすさや私の経験等も考慮して紹介してもらったのがメトロ設計です。どうしても設計がしたいというわけではなく、色々な条件を考慮した結果、メトロ設計が自分の中で一番希望に近い会社でした。

メトロ設計はフレックス制度やテレワーク制度もあるので、その点も魅力でした。前職時代よりも家にいられる時間が増えましたし、妻も「転職して表情が明るくなった」と言ってくれています。

S.M.:F.N.さんは“設計職”としては未経験入社になりますが、土木の経験があるというのは大きな強みになっていると思います。土木分野を知っていると即戦力になり得ますから。
T.Y.:私はメトロ設計に入社する前の7年くらい、実家の製麺業を手伝っていました。それ以前は建築設計や電気設計など色々な設計に携わっていました。家業を手伝うようになって、しばらくCADや製図というものから離れていました。

その後、家業をたたむことになって、設計の仕事にはブランク期間がありました。アルバイトで何か仕事をしよう、やるなら設計の仕事かな、と漠然とした条件で探しているときに見つけたのがメトロ設計の求人。電線共同溝がどんなものか、はじめはピンとこなかったのですが、ちょうど実家の店の前でこの工事をしていたことを思い出して、興味を持ちました。

最初はアルバイトとして入社して、電線共同溝や水道のCADオペレーターとして働き始めたんです。電線共同溝の他にも水道も経験させていただき、入社から1年くらい経った頃に「正社員にならないか」と言っていただけて、現在に至ります。

S.M.:私が電線共同溝の仕事に携わるようになったきっかけは部署異動でした。それまでは鉄道グループに在籍していて、少し前までは鉄道と電線共同溝を行ったり来たりしていたのですが、ここ5年くらいは電線共同溝で落ち着いています。
T.Y.:S.M.さんは入社してから長いですよね。
S.M.:そうですね。出向していた時期も含めると入社から30年くらいでしょうか。幸い働く環境や人に恵まれて、30年の間一度も辞めたいとか心が折れそうになることなく、ずっとこの仕事を続けてくることができました。

自分のやりたいようにやらせてもらってきたから、楽しんで続けられたのかなと思います。上から押さえつけられて、言われるままに動いていていたら、きっと途中で嫌になっていたでしょうね。

F.N.:たしかに。メトロ設計は新人の僕にも色々なことを経験させてくれますし、フレックスタイムやリモートワークなどの制度も1年目から利用させていただいています。
S.M.:まずは先輩の打ち合わせに同席するといったことからのスタートになりますが、できることはどんどん任せていきたいと思っています。最終的には私たちがチェックしますので、新人さんもできるだけ自由に楽しんでほしいです。
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グループの雰囲気や特徴
S.M.:道路グループの現在の主事業は電線共同溝なのですが、道路設計や、そのほかどのグループにも分類されない業務が私たちのグループに舞い込んできます。建物改修時の建物周りの設計もその一つです。
T.Y.:鉄道・水道以外の設計は道路グループ、という分け方になっていますね。色々な経験ができるので、ありがたいです。
S.M.::グループ全体の雰囲気だと、みんなでワイワイというよりは一人ひとりがコツコツと仕事を進めているという感覚です。現在7名が在籍していて、経験5年未満の社員がほとんどです。
T.Y.:先ほどS.M.さんがおっしゃっていたように、一人ひとりが自由にできる環境で、そこに対して細かく口出しをする雰囲気ではない分、みんなほんの少しだけマイペースなところがあるかもしれません。

今、フリーアドレス化に向けて机の整理整頓を各グループで進めているのですが、私たちのグループはやや遅れ気味です…(笑)。

S.M.:ハッキリと期日が決まっているものは、きっちりやる性分の人が多いですけどね。…リーダーである私の性格が影響しちゃっているのかな(笑)。
T.Y.:そのおかげで私たちも、気楽に仕事を進めることができています。
F.N.:そうですね。他のグループの方ともよく話をするのですが、道路グループは比較的、自分で調整できる仕事が多いと思います。電線共同溝はプロジェクトが大規模なので、一つひとつの区切りが長いです。だから、頻繁に締切りがあるグループに比べて、調整しやすいのが特徴だと思います。
T.Y.:やるときはやる、休む時は休む、というメリハリもハッキリしていますよね。


グループの業務内容、入社理由など詳しくお話しいただきました。
長い年月をかけ完成するプロジェクトに携わる中で、完成の日を待ち遠しくされていました。日々の業務に真摯に取り組む姿から、皆さんがご自身の仕事に誇りや面白さをもって取り組んでいる様子もうかがえました。



メトロ設計では、一緒に働く仲間を募集しています。グループの業務に興味を持ってくださった方、もっと知りたいと思ってくださった方、ぜひ弊社の会社説明会、仕事体験に来てみませんか。
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暮らしに密着した社会資本を整備する、専門家集団です。
わたしたちは60年に渡り、社会資本の施工事業者のパートナーとして現地調査・計画・設計等に専心してまいりました。
長年の知識を生かしたマネジメントで、住民の方と施工事業者との架け橋となるような、建設コンサルタントを目指しています。
無電柱化や電線共同溝、道路、上下水道、地下鉄など、地下インフラの整備は弊社へお任せください。どうぞお気軽にご相談くださいませ。