<座談会>「仲間も街も大切に、地域に愛される建設コンサルタントを目指す」
小林 社長 × 社員

対談

K.J.
道路グループ所属
2019年入社

S.M.
水道(小管)グループ所属
2022年入社

N.H.
鉄道グループ所属
2024年入社


企業のビジョンを掲げ経営方針を語るのが社長なら、それを具体的な形にするための大きな力となるのが現場で活躍する社員さんたちです。「自分らしく、一生働ける会社」というスローガンのもとで醸成されたメトロ設計の社風について、社員さんたちはどのように感じているのでしょうか。小林社長を囲み、社員3名に語ってもらいました。

メトロ設計ってどんな会社?

皆さんがメトロ設計に入社を決めた理由を教えてください。
S.M.:大学で農業工学を勉強する中で、人が生きていく上で一番大事なのは命を育む水だという思いが生まれ、水インフラに関わる仕事に就きたいと考えました。現在の業務では水道管の設計を担当しています。
N.H.:学生時代は建築を学んでいて、当初の就職希望先は住宅業界でした。就職活動の途中で、そこで求められる施工管理(工事現場全体の管理・監督業務)が自分には向いていないと思い、視野を広げてインフラ関係の企業を調べはじめました。そのうち、メトロ設計が得意とする地下構造物や街づくりといった業務内容に引かれ、関わりたいという思いが強くなったのがきっかけですね。
K.J.:私は高校の環境土木科で土木・測量・造園を中心に学びました。教わったことが実務で直接的に役に立ったことはあまりなかったですが(笑)、資格取得のための基礎知識にはなっています。
現在は、電線共同溝(電線を地下に埋設するための設備)の設計を担当。好奇心が強い方で、設計していく上で必要な基準・仕様などを調べるのも好きなので、今の業務は向いていると感じていますね。
対談
経営理念にあるような「仲間を大切にする」社風はどのようにつくられていると感じますか?
N.H.:まだ入社して日が浅いので、図面・計算書を作成するときやお客様からのご連絡でわからなかった部分について、リーダーの方にフォローしてもらいながら仕事を進めています。リーダーの方は私が質問したことに関連して他の知識も教えてくれるので、とても丁寧にサポートしていただいていると感じていますね。それからオフィスがフリーアドレスになったことで、他のグループの方とお話しできるのも楽しいです。みんなでお話しする時も騒ぎすぎず静かすぎず、無理せず心地よく過ごせるんです。会社全体として、お互いの個性を尊重する雰囲気があると思います。
K.J.:働き方に関しても自分らしく働ける環境が整っているのでストレスが少ないなと思います。多くの社員がテレワークと出社を併用していますが、私は週4日程度出社しています。人によって感じ方は違うと思いますが、私の場合は出社した方が作業をしやすい環境が整っているので仕事が捗りますね。各々のペースで出社頻度が選べるのも良い点だと思います。
S.M.:私の場合は、子供の送り迎えなどに合わせて出社とテレワークを組み合わせています。加えて、前職では一人きりで案件の最初から最後まで任されていたのですが、メトロ設計ではチームで分担しているんです。その中で各々の担当は分かれていますが、みんなで最終形態まで作り上げられるので、やはり安心感がありますね。家庭の事情で任されていた仕事ができない時も、他のメンバーが案件を管理、サポートしてくれているので、日々ありがたいと思っています。
対談
社長:当社では全ての業務を見える化したスキルマップを作成していて、一つの仕事が特定の人に集中しないようにチームのメンバーが複数スキルを身に着けるようにしてもらっています。これにより当社ではストレスや不安感を軽減し、個人に負担がかかり過ぎないように案件を分担してもらうようにしています。
S.M.:キャリア研修では相手の良いところを見つけるという企画がありました。その中で、お互いの長所を書き出したり話し合ったりしたのは、メンバーのことを理解する良い機会になったと思います。自分の良いところを言ってもらえると、やはりうれしい気持ちになりますしね(笑)そういう取り組みもチームワークでプラスになっていると思います。
仕事をする上で大切にしていること

部署の垣根を超えた「経営計画プロジェクト」での活動について教えてください。
K.J.:私はBIM/CIMプロジェクトという、3次元モデルで計画・設計を行うためのプロジェクトに所属しています。当社では2023年まで2次元の設計ソフトのみを使ってきていたので、新たに3次元ソフト導入やノウハウの共有を行っているんです。最近受注した電線共同溝の業務の中には、3次元モデルを取り入れることが条件のものもあり、今後は3次元モデルでの設計は主流になっていく見込みです。これから力を入れていきたいプロジェクトですね。
社長:当社では経営計画プロジェクトと称して、新入社員さんからベテラン社員さんまで全社で社内改善に取り組んでもらっています。BIM/CIMプロジェクトのメンバーは、淡々と仕事をこなしていく冷静なチームというイメージがあります。もともと当社全体として体育会系の雰囲気ではないのですが、目標に向かって各々が真面目にストイックに取り組んでいる姿が印象的ですね。
対談
S.M.:私が所属しているのは資格取得を応援するためのプロジェクトです。建設コンサルタントとして、設計していく上で必要な国家資格の取得を目指して、受験者を対象とした模擬試験を実施。論文が必要な資格の時には、上司に添削指導していただき、そのためのスケジュールもきっちり計画します。今回はプロジェクトをリードする側も受験者側も両方経験できたので、より良い進行になったのではないかと思っています。
N.H.:私は人材採用と内部監査の2つのプロジェクトに参加しています。特に人材採用プロジェクトでは、新卒1年目の就活生に一番近い立場だからこそ進んで意見を言うようにしています。また大学の課題でデザイン制作も経験があったので、発信用インスタグラムでの画像作成もしています。自分たちの投稿の閲覧数が増えた時には成果が感じられて楽しいんですよね。
対談
これまでの仕事で、やりがいを感じたり達成感を味わったりしたのはどんな時ですか?/dt>

S.M.:前職で水道の設計およびそれに伴う測量調査をしていたときの経験とノウハウを生かし、設計の初期段階から機械を使用する測量手法を新たに導入しました。チームで一緒に現場に行って、測量してから図面にするまでをやり切ったときは達成感がありましたね。
社長:これは会社にとっても重要な取り組みで、去年まで協力会社にお願いしていた作業を自社で内製化できるようになったのです。Sさんがチームをリードして取り組んでくれたからこそ実現できたことですね。
K.J.:私も中途採用で入社したのですが、前職は施工管理で電線共同溝の施工を担当していましたが、現在はコンサルという立場で設計をできるようになりました。ワークライフバランスも取れるようになりましたし、メトロ設計に転職してきて全部良かったと思っていますね(笑)
それに、仕事を続けていると自分が設計した場所が街中にどんどん広がっていくのも面白いです。
社長:電線共同溝の設計でいえば、着手してから完成するまで7年くらいかかります。そう考えると、Kさんが入社当時に関わった案件がようやく完成しはじめる頃なのでこれからが楽しみでしょうね。
N.H.:たしかに、自社の携わった業務がニュースなどで取り上げられたときには、「自分が関わった案件だ!」と思ってうれしくなりますよね。
K.J.:それから試験的に掘削した時に道路直下に埋設される地下インフラを間近で見られるのも興味深いです。知識だけで知っていた昔の工法を実際に観察できる機会は貴重だと思いますね。
社長:一般の人が見られないものを沢山見ることができますよね。地下鉄の営業線内に入って点検することもありますし、メトロ設計に入社しなかったら見られない光景というのは結構あると思います。
私たちの仕事は地下の設計が中心なので目に見えて華々しいものではないんです。ですが都市の機能を維持するための重要な役割を担っていることを誇りに思ってくれたらうれしいです。
対談

「100年ビジョン」を見据えて、これから挑戦したいこと

仕事でこれから挑戦したいことはなんですか?
S.M.:一人前の設計士として、水道管に限らず色々な設計で活躍していきたいです。いずれはもっと大きな規模の仕事や高度な設計ができるようになったら良いなと思います。後輩もたくさん増えていくと思うので、しっかり教え合いながら皆で和気あいあいと仕事をしていきたいですね。
N.H.:私はまずは着々と仕事を覚えて、ひとり立ちできるようになりたいですね。それから将来的には小学生からの夢だった一級建築士の資格を取りたいと思っています。
K.J.:私の場合は挑戦したいことを思い描くよりも、目の前の仕事をやり切っていきたいです。建設コンサルタントのものの見方は非常に長期的で、10年先の未来も案外すぐにやってきてしまうため、想像しづらいのかもしれません(笑)
社長:Kさんの担当分野でいうと、「東京全域を無電柱化する」という未来図もあり得ると思います。あるいは東京だけにとどまらず、アジアへ進出して技術を広めることも可能ですよね。

私が以前働いていた自動車業界で3D設計が当たり前になったように、30年もあれば私たちの建設業界を取り巻くスタンダードは一変するかもしれません。だからこそ当社では「100年ビジョン」という大きな方針を掲げて歩んでいきたいと思っています。そして「100年ビジョン」に向かって一緒に歩んでくれる方との出会いを重ねながら、メトロ設計で都市を丸ごと1個設計できてしまうぐらいの、各分野のプロフェッショナルを輩出していきたいです。

対談

暮らしに密着した社会資本を整備する、専門家集団です。
わたしたちは60年に渡り、社会資本の施工事業者のパートナーとして現地調査・計画・設計等に専心してまいりました。
長年の知識を生かしたマネジメントで、住民の方と施工事業者との架け橋となるような、建設コンサルタントを目指しています。
無電柱化や電線共同溝、道路、上下水道、地下鉄など、地下インフラの整備は弊社へお任せください。どうぞお気軽にご相談くださいませ。