無電柱化とは?無電柱化整備の方式

カテゴリ: まちづくり 無電柱化
公開日 2023.6.21
更新日 2024.5.15
本来、電柱の役割は電線・通信線を張るためのものです。しかし、東京都では昭和30年代より電力需要が急激に高まり、電線類とともに電柱が増え続けた結果、今では電柱を見かけない日はありません。
無電柱化とは、整備対象の通りにおいて張り巡らされている電線・通信線を地下空間へ引き込み、最終的に道路から電柱を撤去する整備の事です。

主に「電線類地中化」と「地中化以外の無電柱化」の2種類に分かれており対象場所の道路幅員や地下空間、費用等の観点から総合的に考慮し、どの方式で行うかを決定して整備を行います。

電線類地中化

「電線共同溝方式」と「その他の方式」があります。

電線共同溝方式


もっとも一般的な方式であり、東京都ではこの「電線共同溝方式」を使って無電柱化整備を進めています。「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」という法に基づき、道路管理者と電線管理者の双方が費用負担をします。

道路管理者は、道路の地下空間を利用して電力線・通信線等をまとめて収容する管路・引込管を設置し、電線管理者は、その管路に電力線・通信線の引き込みや、歩道上へ地上機器(変圧器)の設置等を行います。 (「道路管理者」とは:支障移転(支障移設)に関して
電線共同溝(イメージ)(出典:国土交通省 電線共同溝の費用負担 より)


■あわせてよく読まれている記事: 電線共同溝を進めていく上で、流れや導入のメリットなどを詳しくまとめた記事は、以下をご覧ください。
→ 電線共同溝(C.C.BOX)とは|施工の流れ・メリットは?無電柱化の手法について詳しく解説

その他の方式


  • 自治体管路方式(地方公共団体が主に費用負担)
  • 単独地中化方式(電線管理者が全額負担)
  • 要請者負担方式(要請者が全額負担)
の3つがあり、対象場所により、誰が費用負担するか方式が異なります。

地中化以外の無電柱化


「軒下配線方式」と「裏配線方式」があります。

無電柱化対象の通りから他の場所へ電柱・電線を移す方式です。
地中化と比べて費用を抑える事ができる反面、移設される場所には電柱が増える事になるため、周辺住民などとの調整が必要です。(本当の”無電柱化”とは言えない)

「軒下配線方式」


対象通りの脇道に電柱を移し、各家の軒下を通して電線類を引き込む

「裏配線方式」


対象通りの裏道に電柱を移し、裏通りから各家へ電線類を引き込む

このように様々な方式がありますが、島しょ部など一部の場所を除いて、ほとんどが電線共同溝方式を用いて整備がされています。
実際に目にしたり意識する事はないかもしれませんが、無電柱化が行われている通りでは、普段みなさんが歩く歩道の下に電線・通信線などの管路が巡っているのです。
私たちメトロ設計の建設コンサルティングサービスでは、60年にわたる経験を生かし、現地調査、計画、設計等の支援を行ってきました。

無電柱化、電線共同溝、道路、上下水道、地下鉄に関連する施設など、地下インフラ整備に関するご相談は、ぜひ私たちにお任せください

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