鉄道近接工事(近接施工)について
【近接工事とは?】
近接工事とは用地に余裕がないため、隣接する既設構造物に近づいて空間を最大限利用して行われる施工法です。一般的に既存構造物の機能に重大な影響を与える危険性を持つ場所での施工が該当します。 既存構造物の機能への重大な影響は、「直接的に与える影響」と「間接的に与える影響」があります。 <直接的に与える影響の例>- 施工機械や資材の転倒
- 落下等による架空電線の断線
- 杭打ち等による埋設物の損傷
- 工事による騒音,振動
- 地盤の変位、変形による損傷
【近接施工協議とは】
協議内では、工事を着手する前に鉄道事業者と発注者間で、主に下記の内容に関してルールや手続き、また文書の取り決め等を行います。 この協議が必須となる作業として、下記のような例が該当します。- 地下鉄の本体構造物・駅出入口・車庫等付帯施設から30メートル以内で近接して(地上または地下で)施工する工事
- 地下鉄構造物上部付近にクレーン等重機を据え付けて施工する工事
【鉄道事故を防ぐために】
協議と並行して、どのような対策を発注者側で行うかという点も非常に重要です。 千葉県では一般国道464号:北千葉道路建設に伴い、一部区間において成田新高速鉄道との近接工事が必要なため、下記のような対策を挙げています。 列車通過時は作業を一時中止、また変位計測器を用いて鉄道構造物の変位を随時確認するなど万全な対策を行っています。
私たちメトロ設計の建設コンサルティングサービスでは、60年にわたる経験を生かし、現地調査、計画、設計等の支援を行ってきました。
無電柱化、電線共同溝、道路、上下水道、地下鉄に関連する施設など、地下インフラ整備に関するご相談は、ぜひ私たちにお任せください。
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わたしたちは60年に渡り、社会資本の施工事業者のパートナーとして現地調査・計画・設計等に専心してまいりました。
長年の知識を生かしたマネジメントで、住民の方と施工事業者との架け橋となるような、建設コンサルタントを目指しています。
無電柱化や電線共同溝、道路、上下水道、地下鉄など、地下インフラの整備は弊社へお任せください。どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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